自治体による引取り
家で大事に飼っていたペットが亡くなってしまったら……。
マンションや一戸建てでも広い庭がない場合、ペットのお墓を側に置いておくのは難しいですね。
その場合には、自治体にて遺体の引き取りをお願いすることになります。
窓口となるのは、自治体によって違いますが、清掃局や環境衛生局、衛生局などとなります。
なかにはペット霊園に委託しているところもあったり、動物用の焼却炉で火葬してくれ、遺骨の返却があるところもあります。
また、犬の場合ですと、保健所にて飼い犬登録抹消手続きをしなければいけません。
東京23区の場合では、清掃局が有料ゴミとして引き取るようです。
合同で火葬して埋葬するので遺骨の返還もありません。
可愛がっていたペットをゴミ扱いにすることに抵抗を感じる人がほとんどなのでは。
地元にペット専用の火葬施設がないのなら、民間のペット霊園にお願いするほうがいいでしょう。
自治体によってはペット専用炉で火葬して遺骨を返してもらえるところもありますから、その場合は利用しやすいですね。
ただ、火葬も個別だったり、合同だったりといろいろありますし、遺骨が戻ってこなかったり、立ち会いもできるとは限りません。
なぜ、自治体によって対応が違うのでしょうか。
それは、廃棄物の処理および清掃に関する法律によるからです。
法律では、ペットの遺体処理は一般廃棄物の扱いとなっています。
だから、処理の一環として引き取ってもらい処理されることが多いのです。
そのため、ほとんどの役所では、清掃課や清掃事務所がペットの遺体処理を担当しています。
自分の地域ではどのような処理をされてしまうのか、一度役所に詳しく問い合わせてみるほうがいいでしょう。
自治体によっては、ホームページ上にて処理方法が示してあるところもありますから、事前に確認してみましょう。
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