ペットが亡くなったら
家族同様に愛情を注いでいたペットが亡くなってしまったら、悲しみのあまり気が動転する人も多いことでしょう。
悲しい気持ちも分かりますが、まずは亡くなったペットを直射日光の当たらない涼しい場所に運んで安置してあげましょう。
それから、体を濡らしてきれいな布などで拭き清めてください。
この行為には、「清める」ことと「遺体を冷やす」意味があります。
とくに夏などの気候がいい時期には、遺体の傷みも早まります。
できれば、保冷剤や氷などを使用して冷やすといいでしょう。
お清めが終わったら、ペットの葬儀を扱っている業者に連絡します。
自宅の庭に埋めるなどの処置でも構いませんが、衛生面を考えると、ペット葬儀社にて火葬してもらうほうがいいようです。
また、火葬した遺骨を自宅の敷地内であれば埋葬することもできます。
ただし、自治体の条例によっては、庭への埋葬を禁止している地域もありますので、その点は役所などで確認しておきましょう。
埋葬する場合は、ビニール袋などを自然に戻らないものは使用せず、布で包んだり、木箱などに入れます。
好きだった食べ物も一緒に入れてもいいですね。
なお、公園や河原、他人所有の山林など、公共の場所や他人の土地に埋めてはいけません。
また、川や池、井戸の近くも環境汚染の恐れがありますから避けてください。
自宅の庭など埋葬に適した場所がないときには、自治体の窓口にて引き取りをお願いする方法があります。
ペットを含む動物の死体に関しては、一般的には「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」で廃棄物扱いになります。
けれど、最近の傾向では、ペット専用の焼却炉を持っている自治体や、専門業者に委託して火葬してくれることも多いようです。
ただし、ゴミと一緒に焼却する場合もあるようなので、どのような処理をされるのかあらかじめ確認しておくといいでしょう。
また、遺骨を持ち帰ることは可能か、費用などについても聞いておきましょう。
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